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笑って生きる。
by seigoman_2005
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倉庫
【公開中音源】
ファンタスティポリミックス
わりと名作。聞いたら感想下さい。個人的には過去の遺物と化してますが。
Sunrise Sunset
岸君の映画用に作った曲。これもいい曲なのになんか報われない感があるね。
kiss & cry
実は芝居で作ったテーマでは1番好きな曲。シンプルでポップで切ない感がよく出てるかと。
ハッピーバースデイ
これはお披露目はお初だと思います。結構前の曲ですね。脚本家に「シカゴのSaturday in the parkみたいな感じで」って依頼されて出来たのがこれ。ノリますね、結構。


【メール】
何かメール下さい。ただし件名は必ず日本語で。英語にしてるとバルクフォルダ入って気付かないこと多々あり。
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Van Hunt
やあ、ひさしぶり。

久しぶりのネタでいきなりネガティブコメントなんですが、昨今のヒップホップ、R&B系はめっきりウトくなってしまった。広義でのブラックミュージックは60年代からギリ90年代まで。それ以降の摂取は友達に教えてもらったり、何となく気になったりしたのをかいつまんで聴いてる程度で結構オワッテル。まあ実は自分ではそのくらいで丁度いいって思ってるからいいんだけど。

というかね、いつから歌モノブラック全般をR&Bって呼ぶようになったんだ??90年代くらいまではR&Bって言えば、レイ・チャールズに代表されるような年季の入った殿堂アーティストのやってた、いわゆる“リズム・アンド・ブルース”のことを指したんだけどね。アッコ・ワダが口にする「R&B」ってのが本来の意味でのそれだと思うんですが、古いっすか?もっと古いこと言うと、現在一般的に使われてるR&Bって“ブラコン”のことですよね?ブラック・コンテンポラリーって呼んでたじゃないですか、遠い昔は。渋谷陽一翁もしょっぱくなるほどよく使ってましたよ、ブラコン。ホント、知らないうちにジャンル定義って進化するから恐い。オッサンはついていけないわけだすな。


Van Huntの“Dust”にヤラれた。
Van Hunt_d0030318_18394853.jpg前に仕事で貰ったR&B,HIPHOP関係のコンピものCDに収録されてたものだけど、たまたまウチのiTunesがシャッフルで流した時、「誰?これ!」ってピンコ立ちした(コンピだけに)のがVan Huntの“Dust”だった。CDを貰ったのは去年で、とりあえずファイルにしてiTunesには入れてたんだけどずっと放置。放置プレイ好きです。Sなんで別にいいですよね。いや、聴いていない理由もちゃんとあってね、だいたい国内レコード会社が出すコンピってコンセプトがバランバランで、版権の問題からレーベルの垣根を越えられない為、結局自社持ちのかき集め的内容がほとんどじゃないですか?ツマラナイのが多いと思うんです。収録曲をざっと見てもChingy、Nelly、Sean Paul、Fat Joe、N*E*R*D、Joss Stone、JanetにBlueなんつー取りとめのなさなので(例により東芝がEMI系アーティストでまとめてるだけなんだけど)、別に今聴かなくてもいっかなーって程度の扱いだったのが、あっと言う間に時は経つものですね。実際、10000曲以上あるライブラリの中からシャッフルしたとしても、このアルバムに当たる確立なんて恐ろしく低いもんだから正直存在すら忘れてました。それがこの前運命的な再発見をiTunesがさせてくれるなんてカワイイ奴よ。


コンピって海外雑誌の付録が意外と穴。
しかしコンピって良い点もあって、40曲近く入っていればその中に1曲は宝が埋もれているのも一つの定石。最近は全く買わないけど、CMJとかNMEとかQマガジンなんつー輸入雑誌にはだいたい付録CDが付いてて、そこに2曲くらいは宝が埋もれてたもんだから買うのが止められなかったりして楽しかった。1回GQ(英国版)なんつートコまでCD付けててそれが大当たりしたこともあったりして。それで当時無名のBentley Rhythm AceとApollo440(どこ行った?)の存在知ったからあなどれないですよ、付録CDって。久しぶりにチェックしまくろうかなって気になってるんで、よさげ雑誌があったら誰か教えて下さい。さっそく万引きしに行きます(ウソ


ニュークラッシックソウルって言葉の意味おかしくない?
話題がそれてますが、その貰ったコンピ盤で大当たりだったのがVan Huntだったって話。アルバムは2004年に出してて、ネタとしてはだいぶ古いのかもしれないけど、その“Dust”って曲、かなりカーティスっぽくプリンスっぽい。もう激しく俺好み。シルキーなファルセットのサビがとにかくカッコいい。楽器も全てこなすマルチプレーヤーだからか、ソウル黄金時代のように音色の選びもセンスよくて、曲の後半からグイグイ盛り上がっていくファズっぽい荒ぶるギターもタマラナイ。古典の引っ張り具合から制作のアプローチなんかを見ると、レニー・クラヴィッツに近いのかと思うかもしれないけど、全然違う。古典の音をなぞってデザインすることに重点のあるレニーに比べ、ヴァン・ハントはもっとルーツに忠実だし、クラッシックソウルからの地続き感が色濃い。かつて隆盛を誇ったカーティス・メイフィールド、マーヴィン・ゲイ、ダニー・ハザウェイ、スティービー・ワンダーらのハイコンシャスなソウルミュージックを、正しく継承して進化させているという意味では、系譜の断絶が激しかった80年代唯一(と言ってもいい)の伝承者プリンスに近いとも言えるかも。ただ膨大な音の引き出しから多ジャンルを簡単にフュージョン出来る<巨大な天才>プリンスと比べるにはあまりにも時期尚早過ぎるような気もするけどね。

アルバムはまだ1枚。可能性とセンスをいかんなく発揮できた後だからこそ、勝負は2枚目からかな。そんな偉そうなことを言っている俺は、ここ数日1stアルバムをエンドレスで聴き続けてすでに腰砕け状態。もう理屈抜きに気持ちイイわぁ~(アクメ顔)。シルキーな歌声でまとまった70年代ソウルとジャズファンクのテイストは洒落てて小気味良い。AliciaとかKanyeが好きで、R&Bのなんかいいやつないかなー、という人は買って損は無いアルバムかと思われます。公式サイトでは2曲PVがフルで視聴可。“Dust”も観れるでよ。

Van Hunt_d0030318_12101512.jpg
http://www.vanhunt.com/
by seigoman_2005 | 2005-11-10 18:53 | 音楽
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